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Posted by おてもやん at

2017年04月08日

じゃなかしゃば

昨日、水俣にて吉井元市長の新刊「じゃなかしゃば」出版を祝う会に出席
吉井さんとは青年塾をご縁に、過去いろんな場面でも指導していただいていた
政治家として、人物として 尊敬できる素晴らしい方だ
特にこの十年、私なんかにも気安くお話を聞いていただき、相談にも乗っていただいた
今回の新刊「じゃなかしゃば」熊本に住む私でも、当初どんな意味だろうと頭をひねった。そうじゃない社会(娑婆)、これまでとは違う社会、これまでとは違うシステムの社会、新しい見方を変えて社会を作っていくという意味があるのであろう。
吉井さんは挨拶の中で「題名となった【じゃかなしゃば】について、マネーが全てを支配する社会じゃなくて豊かさの中に心がある社会、分断の社会ではなく連携の社会が必要だ。そして思いやりを持った社会、それも我が時代だけではなく孫の世代までも続く大きな思いやり。人類の永遠の配慮、尊徳を根底においた考え方が必要だ。そうであればまた簡単に進むものではない。水俣とは本当に苦しい暗い歴史を経験し、それを熟慮し乗り越えた町、だからこそそのことが分かる町でもある」と言われた
水俣市長時代、市民、患者団体また、国、チッソとの間に入り対話を求めてこられた吉井元市長。「恕」の言葉を旗印に、長年の問題を「もやいなおし」として実行された。もつれた糸を一歩一本丁寧にほぐらかし、はずされてきた実績は大きい。
水俣病は公式確認から60年たった今でもまだまだその話題は新聞紙上から消えることはない。それだけもつれにもつれた糸なのであろう。もやい直しに終わりはない
会には145名の方々が全国からさまざまな方たちが集まれた。まさに吉井さんだからであろう!
今回の発起人には著名な方の名が連なる
出席はされていなかったが、柳田邦夫さんからのお手紙が印象に残る
吉井さんの人間像について話されていた
1. 交流された人物から積極的に学ぶ姿勢
要職に就く人は案外自分の考えばかりを宣伝し、他社の意見に振り向かない。しかし弱者や庶民の意見を聞かない。市長時代、行政と激しく戦っていた川本輝夫さんを一番のご意見番として親交を深められた。杉本栄子さんを人生の師として「人様は変わらないから自分が変わる」を人生哲学として学ばれた。また、もやいなおしの原点となった緒方正美さんとも親交を深められた。
2. 考える人
風評被害とはなぜ起きるのか、差別はなぜ起きるのかを徹底的に考え対策を実践された
3. ふるさとを愛する心を持つ水俣の人
市民が分断された町だからこそ環境指定都市、ごみの分別に力を入れられた4.上流愛級の人
水俣湾にそそぐ川の上流、山間に住む人
ほっとはうすの新築する際自分の裏山に立っている80年間風雪に耐えまっすぐに育った木を進呈された。胎児性患者様にこの木のようにつらいことがあってもこの木のようにまっすぐ元気に生きよとの思いからだ
お祝いにかけつけ盛り上げられた「やうちブラザーズ」杉本栄子さんの息子さんの肇さん、何度も笑ってしまう、素晴らしかった。

  

Posted by 前田武男 at 11:46Comments(0)